先日お伝えしたように,MMORPG「DEKARON」で初の大型アップデートが,12月13日に実装された。今回のアップデートでは,攻城戦システム,プライベートダンジョンシステム,新マップ,乗り物などが追加されており,すでにそのうちのいくつかを体験したプレイヤーもいることだろう。
アップデートが実施された当日に,本作をサービスするNeoWiz Japanを訪れ,同社ゲーム事業部 事業室 プロダクトマネージメントチーム チームマネージャーを務めるパク?ジェフン氏,ゲーム事業部 ゲーム事業室 広報担当の小澤亜希氏,そしてDEKARONのGMを務めるGM.H氏にインタビューを行った。
今回のインタビューでは,アップデートの見どころのほかに,不正行為に対する取り組みなどについて話を聞けた。また,DEKARONのユーザーIDと,同社が運営するゲームポータルサイト「GameChu」のユーザーIDとの統合に伴って発生したトラブルについても答えてくれたので,本作のプレイヤーは目を通しておこう。
■ギルド間の協力/敵対関係が交錯する攻城戦
4Gamer:
本日は,DEKARONの大型アップデートなどについて話を聞かせてください。よろしくお願いします。
パク氏,小澤氏,GM.H氏:
よろしくお願いします。
4Gamer:
今回のアップデート最大のポイントは,やはり攻城戦システムの実装でしょうか。
パク氏:
そうですね。今回のアップデートは,韓国では「アクション1」と呼ばれているのですが,攻城戦システムの追加を最大の特徴として打ち出すため,日本ではそのように呼んでいません。
ですが今後は,日本国内でも「アクション2」「アクション3」といった名称で,定期的なアップデートを行うことになっています。
攻城戦システムの追加には,ともすれば狩りの繰り返しになりがちだったDEKARONのゲーム性に変化を与え,プレイヤーにモチベーションを持ち続けてもらうという狙いがあります。
4Gamer:
攻城戦のシステムは,ほかの多くのMMORPGでも採用されていますが,DEKARONの攻城戦の特色はなんですか?
GM.H氏:
DEKARONの攻城戦には,最大四つのギルドが参加します。攻城戦の第一段階は,守備側の一つのギルドと,攻撃側の三つのギルドによる,城門の攻防です。
4Gamer:
三つのギルドが協力し合って攻撃するわけですね。
GM.H氏:
三つの門がありますので,分かれて戦うこともできますが,協力し合って攻撃を行えば,それだけ城門の破壊が容易になるわけです。
パク氏:
第二段階は,城内での戦いです。第三段階に進むには,五つの守護石のうち二つを奪取する必要があるので,先ほどまで協力し合っていたギルドと敵対することになる可能性があります。やや大げさな表現ですが,ギルド間の協力関係と敵対関係が交錯する点が,DEKARONの攻城戦の面白味だと考えています。
4Gamer:
攻城戦への参加条件はどうなっていますか?
GM.H氏:
かなり高く設定しています。今回追加されたプライベートダンジョンで特定の条件をクリアすることと,ギルドレベルが3以上のギルドであることが条件です。
実際の攻城戦は,2007年1月に実施する予定となっていますので,それまでの間,ギルドメンバーとプライベートダンジョンに挑んで,ギルドレベル向上を目指してください。
4Gamer:
以前からDEKARONを遊んできた人にとって,新たな目標となりそうですね。
では,そのプライベートダンジョンの特色を教えてください。
GM.H氏:
プライベートダンジョンは,攻城戦よりもハードルが低く設定されていますので,幅広い層のプレイヤーに楽しんでもらえると思います。
プライベートダンジョンだけで手に入るレアアイテムが用意されているほか,ボスモンスターも登場しますので,ぜひ自分の目で確かめてほしいです。
パク氏:
狩り場が不足しているという現状を改善するために,プライベートダンジョンシステムを導入しました。レベル5から100までを,四つのレベル帯に分けたプライベートダンジョンを用意しています。 プライベートダンジョンには制限時間が設定されていますので,時間内に攻略するには,ギルドメンバー間の役割分担が重要となります。
4Gamer:
制限時間があるのですか。タイムアップが迫るドキドキ感を味わえそうですね。そういえば,今回のアップデートでは,プライベートダンジョンとは別にマップが追加されているんですよね。
GM.H氏:
ええ。海中を舞台とする「アクアリス」というマップです。アクアリスでは,キャラクターは,泳いで冒険することになります。
パク氏:
カロンによって復活させられた,古代アロケン族の怨霊が待ち構えており,宝物を狙う人間達に襲いかかってきます。
高レベルキャラクター向けのマップで,難度はかなり高く,これまでDEKARONをやり込んできた人にとっての,新たな挑戦となるでしょう。
4Gamer:
引用元:arad rmt